トランクルームとは？ 探し方や選び方のポイント

今の家を広くて快適な空間にする

屋内型のトランクルームを利用すると、家の押し入れやクローゼットと同じ感覚で、衣類、書籍、家具、家電、布団などを気軽に収納・保管できます。家の収納スペースを空っぽにすることができたら、次は普段使いの荷物を収納スペースにしまいましょう。荷物で隠れていた床や壁が見えるようになると、部屋の本来の広さを実感でき、より快適な空間を楽しむことができます。

物を手放さなくて済む

結婚や出産、または同棲などのライフイベントがあると、誰でも家の荷物を整理しなければならない場面に直面します。しかし、何年も大切にしてきた荷物を簡単に処分できる人は少ないものです。新しい生活をスムーズに始めるためには、トランクルームを利用するのも一つの手段です。
一方、荷物をできるだけ持たないミニマルな生活を実践している人の中にも、「最小限必要なものを近所のトランクルームに保管することで、ついに理想の部屋を実現できた！」と語るプロレベルのきれい好きな方もいます。

以前よりも近所にトランクルームが増えてきている

前述のように、トランクルームは日本国内で倍増しています。トランクルーム会社はこれまでトランクルームが少なかった地域をターゲットに新店舗を増やしているため、以前は近所にトランクルームがなかった方も最近は「新しいトランクルームができたらしい」と感じることがあるでしょう。実は、このようなタイミングが「あなたにとって理想のトランクルーム」を見つけて使い始めるチャンスです。

コストが低い

必要な広さと期間で借りることができるため、広い家に引っ越すよりもコストを抑えられます。広い家に引っ越すには、まず収納が多くて広い家を見つける必要がありますが、これが大きなハードルとなります。特に都会では、収納が少なく床面積も小さい家が多く、希望する広さの家を手に入れるのは競争が激しくなっています。
そこで、トランクルームを利用する際には、以下のポイントに注意することをお勧めします。

費用がサービス内容に見合う安さか

トランクルームは比較的好きなタイミングで利用を始めたりやめたりできるので、長期的に利用するコストはかなり低く抑えられます。ただし、会社によってサービス品質や利用条件が細かく違っており、同じ値段でも会社によってサービスがかなり違ったり、保管料が安く見える会社でも実は荷物を出し入れするたびに追加コストがかさむ、ということが起こります。
どの会社のトランクルームを選ぶか決める際には、荷物の量とそれにかかる費用を確認して、さらに収納スペースのクオリティや便利さを合わせて検討しましょう。

サービスの形式が希望の使い方に合っているか

現在のトランクルームで主流なのは、24時間セルフサービスを利用するスタイルです。利用者が自分で鍵を使って収納スペースのドアを開閉し、荷物の出し入れを行います。一方、昔ながらの倉庫のように、管理人が荷物の出し入れを行うタイプもあり、この場合、手続きや出し入れのたびに料金がかかることがあります。
24時間セルフサービスにはいくつかのバリエーションがあり、ビル全体がトランクルームとして契約者のみが入館できるオートロックのものや、雑居ビルの一部のフロアがトランクルームになっているものなどがあります。他には、荷物の出し入れが宅配便のみで、申し込み後に数日待たなければならない場合もあります。
最近では、インターネットで段ボール単位に荷物を保管するサービスも増えてきています。スマホ一つで手続きが完結するなど便利な反面、荷物の取り出し時に費用が発生したり、大きな荷物の保管が難しかったりします。引っ越し時の一時保管や自宅の収納の延長として利用する場合、自宅近くに収納スペースを確保する方が便利なこともあります。利用シーンに応じて最適なサービスを選ぶことが重要です。

施設のクオリティや性能が荷物に適しているか

トランクルームを選ぶ際にもう一つ考慮すべきポイントは、保管施設のクオリティが荷物に適しているかどうかです。衣類や書籍などを自宅の押し入れやクローゼットと同じ品質で保管したい場合は、屋内型のトランクルームを検討するのが良いでしょう。一方、アウトドア用品などを庭の物置と同じような品質で収納したい場合は、屋外型のコンテナを利用することができます。
また、屋内型のトランクルームでも、カビの発生を防ぐための空調設備がないと、自宅と同等の品質を期待するのは難しいでしょう。

新オープンの店舗で早めにゲットする

ほとんどの方が、トランクルームはいつでも好きなタイミングで探せばいいとお考えのことと思います。それは間違いではないのですが、少し見方を変えると実はとてもお得なタイミングがめぐってくる場合もあります。
新しいトランクルームの店舗がオープンする場合、大小すべての広さの空室から選べるので、自分にぴったりの、ちょうどいい広さと料金のトランクルームを借りるチャンスです。
トランクルームは自宅の延長として、利用される方がほとんどです。マンション選びなどと同様、自宅の近くにトランクルームがオープンする際には、早めに現地を下見して雰囲気や実際のサイズ感を確認しておくと、良い収納物件に巡り合う可能性も高まります。

こういったポイントを踏まえれば、数ある中から、あなたにピッタリのトランクルームを探すことができると思います。

基本的にどのトランクルーム会社も荷物を収納するサービスを提供していますが、
異なる点としては、

• 荷物を収納する環境が屋内か屋外か、防犯システムが備わっているか
• 料金体系が月額の定額制か、利用ごとに手数料が発生するシステムか
• 荷物の収納や取り出し作業を利用者自身が行うセルフサービスか、係員が行うサービスか
• 24時間いつでも利用可能か、係員がいる時間帯のみ利用可能か、または事前予約が必要か

これらの点が主な比較ポイントです。

このような違いは、各社が自由な発想で提供しているものであり、サービス名がトランクルーム、レンタル倉庫、レンタル収納であるかどうかには関係ありません。
どのようなサービスであっても、法律や条例に従う必要があるのは当然ですので、新耐震基準、建築基準、消防基準などに準拠していることを確認しておくべきです。

トランクルーム・レンタル収納スペースは、賃貸契約により個人や企業に物品を収納・保管するための安全なスペースを提供するものです。これには、レンタルボックスやレンタルスペースと呼ばれるものも含まれます。

種類には、ビルの中にある屋内タイプと空き地などにある屋外型のコンテナタイプがあります。また、荷物の出し入れを運営会社が行うものと、利用者が24時間自由に行えるタイプもあります。他にも、空調、セキュリティ、補償などのサービスは運営会社によって異なるため、料金体系や信頼性などをしっかり確認することをお勧めします。料金だけで選び、「格安」という言葉に惑わされると、保管した荷物がカビなどで損傷するケースもあるため、注意が必要です。

最近テレビなどで紹介されている「トランクルーム/レンタル収納スペース」と、道路脇や空き地に設置されている屋外の「コンテナ」を比較してみました。

ここでは、自分に合ったトランクルームを探すために必要な優先ポイントのご紹介をします！！ いざトランクルームを探そうとしても、何をポイントにすべきかわかりませんよね。 実際のトランクルーム利用者に聞いてみると、多くの方が3つのポイントを最優先してトランクルーム探し始めています。それは・・・

「場所」 「料金」 「荷物」

それでは、自分が何を優先するタイプなのか確認してみましょう！

あなたのトランクルーム優先タイプは？
「場所・荷物・料金」という3つのポイントの優先順位によって、選ぶべきトランクルームが変わります。さらに次の優先ポイントを決めていくことで、あなたの希望に合ったトランクルームを見つけることができますよ。

場所優先（利用したい場所が明確に決まっている場合）
• 近くにあり、クローゼットのように頻繁に物を出し入れしたい。
• よく訪れる出張先に仕事道具を収納するために利用したい。
• 通勤の途中で立ち寄れる場所にあると便利だ。

荷物優先（収納するものが具体的に決まっている場合）
• 新居に入居するまで、家具や家財を一時的に収納する必要がある。
• オフィスの書類や在庫をすべて保管してほしい。
• 雛人形やスキー用品といった季節のものを保管したい。

料金優先（毎月の予算が決まっている場合）
• 毎月これくらいの費用で利用できるなら、ぜひ試してみたい。
• サークルの会費内で利用できるなら、用具を収納したい。
• 現在より小さい事務所に引っ越して、費用を節約したい。

キーワードは「空間でイメージする」
トランクルームを借りる際、どのくらいのスペースが必要か分からない方が多いと思います。そこで、適切なサイズを把握するためのヒントをご紹介します。
まず、「空間でイメージする」ことが重要です。収納スペースは高さも活用できるため、平面だけでなく立体的に考える必要があります。したがって、家の大きさを考える際の「広さ」だけでなく、「広さ×高さ」を意識してみてください。普段使っている押し入れやクローゼットに荷物を収納する様子をイメージすると分かりやすいでしょう。しかし、部屋の隅や散らばった物をまとめた時、実際にどれくらいの量になるのかを想像するのは難しいかもしれません。そこで、荷物量を把握するためのコツを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

荷物量を把握するためのヒント
トランクルームのサイズは、各社様々なバリエーションがあります。例えば、1畳未満の0.8畳や、少し大きめの1.3畳といったサイズも存在します。これらはイメージしづらいかもしれません。そこで、身近なもので収納スペースのサイズ感をつかみ、どれだけの荷物が入るかを把握するヒントをお伝えします。また、収納したいものが積み上げられるか、解体できるか、立てかけられるかを事前に確認することも重要です。

[ヒント1] シングルベッドで荷物量をイメージする！
シングルベッドの上に預けたい荷物を広げてみましょう。部屋に散らばっているものをまとめて積み上げると、平面よりも小さい面積で収まることがあります。これにより、想定していたスペースよりも小さなスペースに収まることが分かり、サイズダウンすれば料金も安くなりますよ！

一般的なシングルベッドのサイズ：幅1m／長さ約2m
荷物の高さが、約50～60cmで収まった場合
※約0.5～0.8畳（半畳～1畳よりやや小さい）が目安のサイズとなります。

荷物の高さが、約1mで収まった場合
※約1～1.3畳（1畳よりやや大きい）が目安のサイズとなります。

[ヒント2] トイレの個室で広さをイメージする！
普段使っているトイレが収納スペースだと想像してみてください。一般的なトイレの個室は、1畳よりもやや小さいサイズとなります。まずは、トイレの中に立ち、棚を置いたり段ボールの箱を積み上げた場合をイメージしてみてください。思ったよりかなりの荷物が収納できるんですよ！

一般的なトイレの広さの場合 (奥行き110～130cm／幅80～90cm)
※約0.8～1畳サイズが目安のサイズとなります（高さ約2m）

サイズ別の収納可能な荷物について
引っ越しなどでトランクルームを利用する機会は多いですよね。そこで、各サイズごとの収納物の目安を一覧にまとめましたので、参考にしてください。

サイズ表記について
トランクルームのサイズ表記は会社によって異なることがあります。一般的には「畳」という単位を使用しているところが多いですが、「㎡」（平米）で表記している場合もありますので、換算表を参考にしてください。

実際に使ってみて本当に便利なのか、うまく使いこなせるのか、トラブルが起きないかなど、不安に思うことも多いですよね。興味はあるけれど、なかなか手が出せないという方も多いでしょう。試供品のように「お試し」があれば良いのですが、そのような場合は、短期で借りられる場所や初期費用が安い場所を探してみましょう。また、お得なキャンペーンを実施していることもあるので、賢く活用するのがおすすめです。
さらに、いきなり大きなサイズの収納スペースを借りるのではなく、最小のサイズから始めて「これなら使える！」と実感できたら、実際に必要なスペースを選ぶようにしましょう。そうすれば、スペース料金を無駄なく活用できますよ。

• 1: 1ヶ月だけでも借りることができるか？
• 2: 初期費用を確認しましょう。事務手数料や管理費、保証金が必要な場合もあります。
• 3: 更新費用や解約手数料がかかるかどうかをしっかり確認してください。
• 4: お得なキャンペーンはあるか？
• 5: 途中で収納スペースの移動が簡単にできるかどうか。

いざトランクルームを使ってみたいと思ったけれど、どうやって申し込めば良いのか迷いますよね。まずは各運営会社に電話するか、ネットで申し込んでみましょう。すぐに連絡があるはずです。多くのトランクルームは無人のため、見学の際は事前に予約して運営会社のスタッフと待ち合わせすることが一般的です。ただし、中には店舗スタッフが常駐しているトランクルームもあり、その場合はスタッフがいる時間帯に行けば見学ができます。しかし、運悪くスタッフが不在だったり、他のお客様がいる場合もあるので、事前に電話で予約しておくと安心です。

見学をして納得したら、実際に申し込みを行います。現地で待ち合わせをしたり、使用する店舗に事務所がない場合は、郵送での申し込みになります。必要書類を送って手続きを進め、約2週間ほどで完了し、鍵が送られてきます。
店舗にスタッフがいて事務所もある場合は、必要書類が揃っていれば、その場で契約手続きを行うことができます。鍵もその場で渡してくれるので、即日から利用を開始できます。
まず、実際に利用できるまでの期間を確認し、必要書類も各社で異なるので、必ず事前に確認しておくと良いでしょう。

• 1: 1ヶ月だけでも借りることができるか？
• 2: 初期費用を確認しましょう。事務手数料や管理費、保証金が必要な場合もあります。
• 3: 更新費用や解約手数料がかかるかどうかをしっかり確認してください。
• 4: お得なキャンペーンはあるか？
• 5: 途中で収納スペースの移動が簡単にできるかどうか。