トランクルームには実は様々な違いがあることをご存じでしょうか?利用する際には、料金や施設の機能・サービスなど、比較すべきポイントをこっそりお伝えします。これを知っておけば、安心して利用できます!
多くのトランクルームは無人で運営されており、運営会社は別の場所にあります。そのため、見学や申し込み手続きはその場で行えません。ただし、有人のトランクルームも存在します。店舗にスタッフが常駐しており、事務所も併設されているため、見学や申し込みがその場ですぐに可能です。事前に問い合わせて、確認しておくことをお勧めします。
ちなみに、有人と無人のトランクルームでは、どのような点が異なるのかを少し見てみましょう。
有人のトランクルーム | 無人のトランクルーム |
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即時見学と即日申し込みが可能 当日から利用開始可能 |
見学には本社スタッフとの調整が必要で、キャンセルが難しい 手続きに郵送が必要で、約2週間かかる |
毎日の清掃や管理が行き届いている | 電気が切れても発見が遅れる |
防犯効果が高い | カメラ監視のみの対応が多い |
緊急時や問い合わせにすぐ対応できる | 状況の判断が遅れ、対応に時間がかかることがある |
対応の正確さと迅速さに関しては、全店舗の空き状況やサービス内容、料金について即座に対応できるコールセンターを備えたトランクルームもあります。コールセンターと店舗スタッフが連携しているため、問題が発生した際にも迅速に対応できる点が魅力です。
収納しているものを必要なときに、いつでも自由に出し入れできることはとても大切です。多くのトランクルームでは24時間利用可能ですが、一部の会社では営業時間内のみしか利用できなかったり、出し入れに予約が必要な場合もあります。
1:荷物の出し入れに関する制限を確認
24時間の出し入れが可能か、予約や追加費用が必要か、定休日などで利用できない日があるかを事前に確認しておきましょう。運営会社によっては営業時間内であればいつでも出し入れできる場合もありますが、定休日や年末年始に休業するケースもあります。また、出し入れのたびに費用が発生することもあるので、しっかりとチェックしておくことが大切です。
2:支払い状況による入館制限があるか確認
会社によっては、支払い状況に応じて入館が制限されることがあります。料金の支払いをうっかり忘れてしまうと、必要なときに入館できなくなる可能性があるので、注意が必要です。
契約したら、自宅のクローゼットのように手軽に利用したいものですよね。用途に合った使い方ができるよう、事前にしっかりと確認しておきましょう!
例えば、「鍵が開かない!」「エレベーター前のスペースに物を移動したい」「荷物が予想より多くて入らない!」「料金を一括で支払いたい」など、トラブルが発生した場合、無人のトランクルームで適切に対応してもらえるのでしょうか?コールセンターや専用のお問い合わせ窓口を設置している施設もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
1:受付窓口の営業時間
電話で問い合わせを希望する場合、特に仕事をしている方には都合が合わないことが多いかもしれません。夜の営業時間や週末の営業状況は会社ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。受付時間内に電話をかけられないこともあると思いますが、会社によってはメールでの問い合わせが可能な場合もあるので、時間を気にせずに対応できますね。
2:問い合わせ窓口の種類(電話・メール・チャット・事務所)
問い合わせ方法は会社によって異なります。急いで問い合わせをしたい場合でも、メールのみの対応だとすぐに返信がもらえないことがあります。
3:緊急時の問い合わせ
トランクルームを利用中に緊急事態が発生した場合、迅速に連絡が取れるかどうか、緊急電話が設置されているかが重要なポイントです。困ったときに必ずしも携帯電話を持っているとは限らないため、会社によっては各階に緊急電話を常設しているところもあります。
4:海外からの問い合わせ方法
最近では、海外転勤の際にトランクルームを利用する方も増えていますが、海外から諸手続きや問い合わせができるかどうかは非常に重要です。多くの会社がフリーダイヤルを設置していますが、海外からは利用できないことが多いです。海外から繋がる電話番号があるか、またはメールでの問い合わせや手続きが可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
カビの発生を防ぐには、換気だけでなく、温度や湿度を管理する空調システムが必要です。まずはカビの正体を理解しておきましょう。カビは「真菌」と呼ばれる微生物の一種です。空気中に常に存在しており、物質に付着して適切な水分や温度が揃うと、菌糸を伸ばして成長し始めます。目に見えるいわゆるカビとは、発芽した胞子のことです。では、真菌がカビとして成長するために必要な条件とは何でしょうか?
10~35℃程度の温度環境
埃やチリ、垢といった栄養素
空気中の水分(湿度)
特に、温度が20~30℃、湿度が60~80%の環境が、カビの生育に最も適しているとされています。また、気温差によって生じる結露もカビ発生の大きな原因となります。結露は、水蒸気を多く含んだ暖かい空気が、冷えた壁やガラスに触れて急速に冷やされることで、気体が水滴に変わる現象です。このため、冬だけでなく、暑い夏に室内を過度に冷やすことでも結露が発生する可能性があります。
カビの大敵である「結露」を防ぐためには、夏に多少室内が暑く感じても、その方が保管物には適した環境と言えます。ただし、これには24時間365日の湿度管理がしっかりと行われていることが前提です。中には、空調完備と謳っていても、実際には空気を循環させているだけの場合もあります。もちろん、換気システムがあるだけでも何も設備がない場所よりは効果がありますが、その仕組みをしっかり理解してから大切なものを収納することが重要です。
1:空調完備とされていても、除湿機能が備わっているかを確認しましょう。換気システムのみの場合もあります。
2:湿度が60%未満で安定しているかどうかも重要です。
3:湿度に影響を受けやすい大切な物を保管する際は、事前に施設の設定をしっかり確認しましょう。
道路脇や空き地に設置されているコンテナ型の収納スペースは、見た目の通り、鍵を壊されてしまえば誰でも中身にアクセスできるリスクがあります。しかし、ビル内にあるトランクルームは、ほとんどの場合セキュリティシステムが整備されており、安心して利用できるようになっています。それでも、セキュリティレベルには場所によって差があるため、申し込みをする前に詳細を確認することが賢明です。
例えば、以下の点をチェックしてみましょう!
ビルの入退館システムがどうなっているかを確認することが重要です。ビルのワンフロアで運営されているトランクルームの場合、他の人もビル内に入ることができるため、強力なセキュリティシステムが求められます。多くの運営会社は総合警備保障会社に委託していますが、セキュリティカメラの設置や鍵の交換など、自社でのセキュリティ管理がしっかり行われているかを確認しましょう。
特に、個別スペースの鍵がシリンダーキーである場合、契約者ごとにシリンダーごと鍵を交換しているかを必ず確認してください。例えば、同じ店舗で別のスペースに移動した場合、前のスペースの合鍵があると、そのスペースを開けられてしまう可能性があります。これは見落としがちな重要ポイントです。
ビル全体がトランクルームとして運営されている場合、セキュリティシステムでビル全体が守られているため、利用者も保管物も安心して利用できます。カードと暗証番号による認証や、カードがないとエレベーターが動かないシステムなどが採用されていることが多く、さらに個別のスペースにはシリンダーキーではなく、利用者ごとに管理するストレージ専用の南京錠が使われているケースもあります。これにより、24時間安心して荷物の出し入れや保管が可能です。
トランクルームは無人の場合が多いため、セキュリティカメラがしっかりと設置されているかを確認することも大切です。スタッフが常駐する有人タイプのトランクルームなら、さらなる安心感が得られます。何か緊急事態が発生した場合でも、有人であればすぐに対応できるので心強いです。また、アルソックなどの総合警備システムが導入されているかも重要なポイントです。特に夜間に何か問題が発生した際の安心感が違います。
トランクルームというと、暗くて湿気が多いというイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、大切な荷物を保管する場所なので、こうした点はしっかりと確認しておきたいものです。そうでないと、荷物を出し入れする際に気が進まなくなってしまいますね。
1:清掃の頻度やその質を確認することが重要です。スタッフが常駐している店舗では、定期的に掃除や巡回が行われるため、清潔さが保たれます。不備があればすぐに報告でき、迅速に対応してもらえるでしょう。
一方で、無人の施設では清掃がいつ行われるかを事前に確認しておくと良いです。虫の発生や雨漏りなど、早急な対処が必要な場合には、対応が遅れ、被害が拡大する可能性があるからです。
2:照明が明るく、作業しやすい照度かを確認しましょう。
まず、館内に入った際に十分な明るさが確保されているかが重要です。特に女性にとっては、第一印象が大切なポイントです。また、個別のスペース内でも作業がしやすいように照明が備わっているかを確認しましょう。
最近では、電気代の節約を考えつつも明るさを維持するために、LED照明に切り替えているトランクルームも増えています。
3:メンテナンスがしっかり行われているか確認しましょう。
電球が切れていたり、蛍光灯がチカチカしている状態ではないか気をつけてください。また、蜘蛛の巣が張っている場合もあります。
日々の管理が行き届いていれば、こうした問題は起こりません。見学の際には、天井にも目を向けてチェックすることが大切です。
大きな荷物を収納する際、どの程度のサイズまで対応できるかを確認することが重要です。各社が提供するサイズラインナップは異なるため、大きな荷物を預けたい場合は、まずその荷物が収納できるサイズがあるかどうかを確認することが大切です。また、収納スペースに適したサイズが見つかっても、駐車場の有無や高さ制限、エレベーターや通路の幅によっては、実際に搬入できないこともあります。
大きな荷物を搬入する際に確認すべきポイントを以下にまとめました。
1:入口のサイズ
2:通路の幅
3:駐車場の高さ制限
4:エレベーターのサイズ(入口・内部)
5:重量制限
6:段差の有無
大きな荷物の一例として、
キングサイズのベッド、グランドピアノ、絵画、桐の和箪笥などがあります。
特に引越し時には、業者のトラックを使用することがあると思いますが、トランクルームの会社によっては、配送サービスを提供している場合や、提携業者を特別価格で紹介している場合もあります。問い合わせの際に、これらの点についても相談してみましょう。
トランクルームを利用する際、多くの方が車を使用しますが、全てのトランクルームに駐車場があるわけではありません。
実際、駐車場が完備されたトランクルームは非常に少ないのが現状です。路上駐車しか選択肢がないと、物の出し入れ時に慌てることになり、取り締まりのリスクもあります。
駐車場がある場合でも、屋内式なら雨の日でも安心です。特に大きなトラックを使う場合は、屋外式か屋内式か、また屋内式なら高さ制限がどれくらいあるかを確認することが重要です。もし駐車場がない場合でも、近隣のコインパーキングと提携している会社もあるため、問い合わせの際に確認してみると良いでしょう。
駐車場の有無は、トランクルーム選びの際に重要な決め手の一つとなります。
事前に調べたつもりでも、実際に利用してみると「ここを確認しておけばよかった!」と感じることって意外に多いですよね。特にトランクルームを初めて利用する場合、その傾向が強いかもしれません。よく耳にするのは、搬入時にエレベーターの有無や、ちょっとした段差など、環境に関することです。事前の見学ができない場合、エレベーターの必要性に気づかなかったり、段差の存在に気が回らなかったりすることがあるものです。
1:エレベーターがないことも!?エレベーターの有無に注意
一階にあるトランクルームなら問題ありませんが、2階以上にある場合、エレベーターがないと荷物の出し入れが非常に大変になります。エレベーターの有無は、利用を検討する際の重要なポイントですよね。特にビル全体がトランクルームとして利用されている場合はエレベーターが完備されていることが多いですが、他のテナントが入っているビルだと、意外にもエレベーターがないことがあるので要注意です。 また、エレベーターがあったとしても、その大きさが気になるところです。特に大きな荷物を運ぶ場合は、エレベーターのサイズを確認することが大切です。内寸では入りそうに見えても、間口が狭いことがよくあるので注意が必要です。
2:利用者に優しい施設かどうか(バリアフリー対応)
台車が用意されていても、入り口がスロープではなく階段だけだと、毎回の荷物の出し入れがストレスになってしまいますよね。車椅子を利用される方もいらっしゃるでしょう。その際、施設によっては通路が狭く、通行や曲がり角での動きが難しい場合もあります。こうした点は初めのうちには気づきにくいものです。そのため、見学が可能な場合は、実際に利用するシーンを思い浮かべながら確認することで、自分に合ったトランクルームを見つけるためのヒントになります。
近年、自然災害の中でも特に注目されているのが地震です。「新耐震基準」という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。日本は地震が頻繁に発生する国であるため、トランクルームを選ぶ際にも重要なポイントとしてぜひ覚えておいてほしいキーワードです。
簡単に説明すると、新耐震基準とは、建物や土木構造物が最低限の耐震能力を持っていることを保証し、その基準を満たす場合に建築が許可されるものです。この基準は、1978年の宮城県沖地震の教訓をもとに、1981年に改正されました。
大切な荷物を預ける際に、トランクルームの建物がしっかりとした耐震基準を満たしていなければ不安になりますよね。ぜひ、トランクルームの建物が新耐震基準をクリアしているかどうかを確認してください。荷物だけでなく、利用者の皆様が安心して利用できる施設であることが大切です。
1:非常時の対応について
実際に地震が発生した際、迅速に対応できるシステムが整備されているかどうかも事前に確認しておきたい点です。もしホームページなどで対応策が公開されている場合は、ぜひ目を通しておきましょう。
2:避難経路の確認をしよう
避難経路が確保されているか、そしてその表示がわかりやすいかを確認することが大切です。また、建物全体がトランクルームではなく、一部のフロアだけがトランクルームになっている場合もあるので、避難経路と併せて、他にどのようなテナントが入っているかも確認しておくとよいでしょう。
安心で安全なトランクルームを選ぶために、以下のポイントを比較して確認していただくことをお勧めします。
トランクルームの利用イメージや選択基準がわかったら、早速問い合わせや見学をしてみましょう。ここでは、スムーズに問い合わせを行うためのコツや確認すべきポイントをお伝えします。実際の問い合わせ時に役立ててください!
【ポイント1】問合せするときの3つのポイント
最初のステップが完了し、候補の店舗が紹介されたら、次に確認したいのはトランクルームの見学が可能かどうかです。会社によっては、事前に見学ができない場合もあるため、見学が可能であれば、問い合わせ時に確認すべきポイントを事前に押さえておくことが重要です
【STEP2】見学をするときの5つのポイント
1:見学可能な日時
「週末に家族と一緒に見に行きたい」や「仕事帰りに立ち寄りたい」といった、自分に都合の良い時間で見学したいですよね。平日は何時まで見学できるか、週末も見学可能かを確認しましょう。トランクルームには無人のところと、事務所が併設されているところがあります。無人の場合、現地でトランクルームの担当者と待ち合わせることが多いです。事務所がある場合は、受付時間や営業日・定休日、予約の必要性について確認しておくと安心です。
2:交通手段や駐車場の有無
訪問時の交通手段は重要です。実際に利用する際のイメージにもつながり、トランクルーム選びにも大きな影響を与えるでしょう。多くのお客様は車で荷物を運びますが、必ずしも駐車場が併設されているとは限りません。駐車場がない場合、近隣のコインパーキングのサービスチケットを提供しているところもあるので、事前に確認しましょう。また、駐車場がある場合でも車体の高さ制限や屋根付きかどうかで利便性が変わります。電車やバスで訪問する場合は、最寄り駅からの距離や所要時間も調べておくとよいでしょう。わかりやすい地図をホームページに掲載している場合もあるので、ぜひ確認を。土地勘がない場所なら、近くの目印となる施設も聞いておくと安心です。
3:見学後の即日の契約は可能か
見学して気に入ったら、そのまま契約して荷物を預けたいと考える方も多いです。契約方法によって、その場で契約できるかどうかが異なります。事務所が併設されている会社なら、ほとんど即日契約が可能ですが、見学はできても契約手続きが郵送のみの場合もあります。また、即日契約ができても、鍵が後日郵送になるケースもあり、利用開始が1週間から10日後になることもあります。利用開始日が決まっている場合は、この点をしっかり確認しましょう。
4:必要書類
契約をスムーズに進めるために、必要書類の確認を忘れずに行いましょう。事前に準備が必要な書類があるかもしれません。代理人が契約する場合は、委任状が必要になることもあります。また、トランクルーム会社によって、必要書類は異なります。法人契約の場合、登記簿謄本や会社の印鑑が必要となることがあり、すぐに対応できないケースも考えられます。スムーズな契約のために、必要な書類を事前に把握しておきましょう。
5:初期費用について
契約時にかかる初期費用の確認も重要です。当日支払いが必要か、現金払いか、口座引落が必要かなど、支払い方法が指定されている場合もあります。初期費用の総額と支払い方法については、訪問前に必ず確認しておきましょう。
これで、興味はあったけれど少し迷っていたトランクルームに一歩踏み出せるのではないでしょうか?実際に使ってみることで、その便利さがわかるはずです。ぜひ今回のトランクルーム選びのポイントを参考に、各社にお問い合わせしてみてください。